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Author:Jean Nicolas Arthur Rimbaud
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近頃のニコニコ動画に思う——これからの日本のネットの楽しみ方 (06/01)
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近頃のニコニコ動画に思う——これからの日本のネットの楽しみ方
今のニコニコ動画というのは、動画の絶対数が多過ぎて、目当ての動画がヒットするであろうキーワードを直接に入力して探すという方法以外の楽しみ方——要するに「とくに目的はないけど何か面白い動画ないかな」というネットサーフィン的な楽しみ方——では、「楽しみにくくなっている」ように思う。
投稿者のアップロードにサイト側から何の規制もない今では、トップページおよび検索ページに実のない動画が溢れるばかりである。しかし残念だが、今のところの「その詰まらなさ」への打開策は、インターネット上の割と高度な技術を用いての、利用者による閲覧画面の自主的な改造によるほかない。これを利用するのは知識もいるし、それなりのPC環境も必要だ。Windows環境でさえ解説サイトを何十と熟読しない限り、一般利用者にはその打開策は見つけることとその実践ができないだろう。筆者の愛用しているMacintoshではなおさらだ(現在筆者は自分の環境で有効な「閲覧画面の改造」方法を見つけられていない)。
もとはYoutubeの動画(サイト)に直接アクセスし、その動画に対してニコニコ動画利用者がコメントを残す、という形式だった。それだけでも楽しくて、あの頃はその新鮮さ(と少々の日本のネット文化臭さ)に夢中になれたものだった。今の状況を見れば、自分(あるいは他人)の書いた、意見とも感想とも、それ以外の日々の愚痴に近いもの、感傷、突発、慰め合いのようなものとも言える「コメント」が、動画に流れてくるということが本当に新鮮だったのである。それが動画を見た人々に共有され、「みんなが同じことを思ったり書いたりしている」——この素敵なコンテンツは、いままでのネットにはなかったものだった。
ここ三年ほどでネットに成熟したと見える、数々の動画共有サイト。ブラウザでダウンロードしてローカルPCから見る、ということと、ブラウザでそのまま見、しかも他の人も多く見ている、ということでは全然違うのだ。そのことによる「ネットの楽しみ方」の変化が、現在の「日本のネットの面白さと詰まらなさ」に対しての自分たちの意識へはたらきかけている。どう受け取るか、見守るかは利用者次第だ。みんなで見られる楽しい動画サイトという「場所」が、これから数の世界になるか、質の世界になるか。戦争の世界になるか、平和の世界になるか。
| 2008-06-01 |
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